翻弄される銀行株・・・(2023/9/15の株式市場振り返り)
こんにちは。
最近は銀行株のことばかり考えてしまうのが悩みです。
今日もまさかの展開に翻弄されましたが・・・
<株式市場の振り返り>
昨夜に阪神タイガースがアレを決めたからというわけでもないでしょうが、今日の株式市場は朝から全面高。
日経平均 33,533.09円(前日比+364.99円)
TOPIX 2,428.38(前日比+22.81)
今日も33業種中29業種が上がるという絶好調ぶり。
逆に下がったのは、昨日に引き続き空運株でしたね(空運は人気ないですね・・・)。
それから、小売株と銀行株も下がりました。
銀行株は14時まではプラスで、今日も強いところを見せていたのですが・・・
<翻弄される銀行株>
今日のトピックスはやはり銀行株でしょう。
今日も朝から銀行株は絶好調で買えば上がるみたいな状況でした。
しかし、14時になると状況が一変。
一気にナイアガラの滝のごとく値崩れを起こして、酷いチャートに💦
【三菱UFJ銀行の株価チャート】
・三菱UFJ銀行 1,291.5円(前日比▲28円)
・みずほ銀行 2,640.0円(前日比▲3.5円)
最終的には少しリバウンドして値下がり幅を小さくしましたが、それでも下げるインパクトは大きかったです。
14時に何があって一気に銀行株が下がる結果になったのか。
どうやら、14時に出たブルームバーグの記事に原因があるようです。
植田総裁発言と市場解釈にギャップ、日銀認識ほぼ変わらず-関係者
記事の内容は、『9日付の読売新聞が報じたインタビューにおける日銀の植田総裁の発言を巡り、「日銀内では発言内容と市場の解釈とのギャップを指摘する声が出ている」』というものでした。
要は、市場はマイナス金利政策がもうすぐ終了かと思っていたが、日銀総裁はまだその状況ではないと考えているということですね。
この記事のおかげで、マイナス金利政策の終了は後退した感じになりました。
そして、金利上昇による業績改善が期待された銀行株は、一気に売られる形に。
ここ最近の報道に、銀行株が完全に翻弄されている形ですね。
<来週以降の銀行株の行方>
私も今週のブログで銀行株を取り上げていましたが、まさか週末にこの結果とは💦
9月11日のブログで「金融緩和策終了にはまだ早いのでは?」と言ってますが、実際にその通りの状況になってしまいました。
金融緩和策終了が近い?銀行株が強い(2023年9月11日の株式市場振り返り)
ここ最近は銀行株が大した調整もせずに上がってきていたので、来週以降は大きな株価調整で下げるかもしれません。
「株は期待で上げて、事実で下げる」とは言いますが、9日の読売新聞の報道は大したものでもなかったのに期待だけで上げてきた感じはありますね。
来週以降の銀行株にも目が離せないです。
それでは今日はこのあたりで。今日もご覧いただきありがとうございました。
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